検量方法:現在
 
 

木材の検量方法(木材の寸法を測り材積を出すこと)を解説します。
この材積は取引の基準数量になります。 また輸入材の場合、税関への輸入申告数量になります。

製材品の検量
単純に製材品の 厚さ×幅×長さ を計算します。 ただし米国製品は原産国では単位がインチ、フィートで計られてきます。
日本でのJAS検量との比較には注意が必要です。 日本国内での表示は立方メートル、小数点以下4位を四捨五入します。

丸太の検量
丸太は切り口が太い方(元口)と細い方(末口)があり、切り口も真円ではありません。
そのため材積の計算方法は円柱の体積計算のように単純ではありません。
コンピューターの無い時代に考えられた計算を簡単にするための工夫があります。

 
 
船から降ろした原木丸太を検量&仕訳をするため並べます   長さを測っています。   丸太の径を測ります。
     
  検量した内容を記録します。   仕訳内容に沿って椪積みします。  
   

輸入広葉樹(南洋材)丸太の検量
南洋材の検量は、昭和36年6月3日付大蔵省通達によります(大蔵省通関寸検法)。
世界的におこなわれている「ブレレトンスケール」とほぼ同じです。

材積V=D×L×0.7854×1/10000
単位:立方メートル、小数点以下4位を四捨五入

L:丸太の長さ
単位:m 20cmとびで計り、20cmに満たない分は切り捨て
D:平均径 
単位:cm  末口の最小径、最大径 元口の最小径、最大径を計る。
それぞれの径を2cmとびで計り、2cmに満たない分は切り捨て、4つの径を平均し少数点以下を切り捨て

輸入針葉樹丸太の検量
米材などの輸入針葉樹丸太の検量方法は、昭和38年農林省農林経済局と林野庁連名で出された
「輸入木材規格の設定について」の通達によります。 いわゆる「新農林規格」です。
従来の国産材対象の日本農林規格(JAS)に沿ったものです。

長さが6m未満のもの
材積V=D×L×1/10000

長さが6m以上のもの
材積V=(D+(L’−4)/2)×L×1/10000
単位:立方メートル 小数点以下4位を四捨五入

L:丸太の長さ 
単位:m  20cmとびで計り、20cmに満たない分は切り捨て
L’:丸太の長さ
単位:m  1mに満たない分は切り捨て
D:末口の最小径
単位:cm  2cmとびで計り2cmに満たない分は切り捨て
最小径が14cm未満のものは1cmとび、1cmに満たない分は切り捨て
(扁平材)末口の最大径が最小径と6cm以上差があるときは6cmにつき2cmを最小径に加え長さが6m未満のもの

欠点控除(キズ引き)
欠点控除に付いては、複雑かつ地方により差があるため詳細は省きます。
基本的に欠点(空洞、腐れ、割れ)に相当する材積を控除するよう主に直径から相当数を差し引くように規定されています。