石(こく)

日本ではメートル法が施行されるまで木材の計量単位は「石(こく)」でした。
今でも取引のとき石単価で商談が進むことも多いようです。
1石=1尺×1尺×10尺   3.6石=1立方メートル

土地取引でも「坪」が使われることがあります。同じですね。


尺〆(しゃくしめ)
昔、木材の計量単位で「尺〆(しゃくしめ)」という単位があったそうです。
尺〆=1尺×1尺×2間(12尺)

我々の先輩でも生きている人では、この検量方法を経験した人はいません。
ですから、詳しい話は聞けません。


才(さい)
同じく、才(さい)という単位もありました
才=1寸×1寸×2間

検尺人(けんじゃくにん)
材木店には木材の検量を専門にする「検尺人(けんじゃくにん)または(けんしゃくにん)」がいました。
売買のとき寸法確認のため、お客の目の前で丸太に物差しを当てるのですが、
物差しの当て方によって買うときは小さく計り、売るときは大きく計る。そういう人が腕の良い検尺人といわれたのだそうです。
現代では当社のように売り手にも買い手にも属さない第3者機関が検量をしますのでこういうことも無くなりました。

検量人
現代、木材の検量をする人は「検量人」でなければいけません。
港湾運送事業法に規定があります。その資格は
・ 国土交通省から認可を受けた検量会社に所属していること。
・ その会社で技術、経歴など検量人として適格であると認められていること。
有資格者には証明として「検量人手帳」が交付されます。

2006年5月、港湾運送事業法が改正され検量人登録制度が廃止されました。
それにかわって、検量人の知識・技能に関する基準として
・1年以上の実務経験。
・知識・技能に関する研修を受けること、が求められます。

 
 


木材の検量方法(木材の寸法を測り材積を出すこと)を解説します。
この材積は取引の基準数量になります。 また輸入材の場合、税関への輸入申告数量になります。

製材品の検量
単純に製材品の 厚さ×幅×長さ を計算します。
ただし、米国製品は原産国では単位がインチ、フィートで計られてきます。
日本でのJAS検量との比較には注意が必要です。
日本国内での表示は立方メートル、小数点以下4位を四捨五入

丸太の検量
丸太は切り口が太い方(元口)と細い方(末口)があり、切り口も真円ではありません。
そのため材積の計算方法は円柱の体積計算のように単純ではありません。
コンピューターの無い時代に考えられた計算を簡単にするための工夫があります。

輸入広葉樹(南洋材)丸太の検量
南洋材の検量は、昭和36年6月3日付大蔵省通達によります(大蔵省通関寸検法)。
世界的におこなわれている「ブレレトンスケール」とほぼ同じです。

材積V=D×L×0.7854×1/10000  
単位:立方メートル、小数点以下4位を四捨五入

  
L:丸太の長さ
単位:m 20cmとびで計り、20cmに満たない分は切り捨て
D:平均径 
単位:cm  末口の最小径、最大径 元口の最小径、最大径を計る。
それぞれの径を2cmとびで計り、2cmに満たない分は切り捨て
4つの径を平均し少数点以下を切り捨て

輸入針葉樹丸太の検量
米材などの輸入針葉樹丸太の検量方法は、昭和38年農林省農林経済局と林野庁連名で出された
「輸入木材規格の設定について」の通達によります。 いわゆる「新農林規格」です。
従来の国産材対象の日本農林規格(JAS)に沿ったものです。

長さが6m未満のもの
材積V=D×L×1/10000

長さが6m以上のもの
材積V=(D+(L’−4)/2)×L×1/10000
単位:立方メートル 小数点以下4位を四捨五入

  L:丸太の長さ 
単位:m  20cmとびで計り、20cmに満たない分は切り捨て
L’:丸太の長さ
単位:m  1mに満たない分は切り捨て
D:末口の最小径
単位:cm  2cmとびで計り2cmに満たない分は切り捨て
最小径が14cm未満のものは1cmとび、1cmに満たない分は切り捨て
(扁平材)末口の最大径が最小径と6cm以上差があるときは
6cmにつき2cmを最小径に加え長さが6m未満のもの

欠点控除(キズ引き)
欠点控除に付いては、複雑かつ地方により差があるため詳細は省きます
基本的には欠点(空洞、腐れ、割れ)に相当する材積を控除するように、
主に直径から相当数を差し引くように規定されています。

 
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